ふうふ+はは+いぬ+ねこのくらし
ただいま2011ねんからいままでの
くうはくきかんを あなうめちゅう


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子猫と優しい東北人
  
 お話を戻します。
 途中からの方は、カテゴリー欄の
 「預かりボラ その背景1」
 「預かりボラ その背景2」をご覧下さい。




 さて、「笑って生活をしよう!」と決めた
 2011年のお正月。元旦早々、我が家では
 保護犬を迎える準備をしていました。

 逃走防止の為に
 庭で色々作業をしていると、
 仲良しのご近所さんが一言。

 「るるママさ〜ん、
 年明けから忙しくしちゃったら、
 一年中動物のことに追われちゃいますよ〜」


 え!?


 「いやぁ〜 いくら何でもそんなには・・・
 でも、もしそうなったら
 是非お手伝いして下さいね!」
 と、軽ーく受け流した私。

 まさかそれがホントになるなんて・・・




 金太郎と桃太郎、
 この可愛い兄弟までは
 まずは予定通りでした。
 
 問題はその後です。
 次の犬を迎えるのは
 7月上旬の予定だったので、
 私たちは震災に見舞われた故郷東北へ
 ドキドキしながら帰省しておりました。




 そこへ入った一本のメール。

 大型犬だけど、とっても可愛い子がいるから
 急遽6月末から受け入れてもらえませんか?



 
 それがこの「ちくわ」でした。
 「はい」と答えなければ、あの猛暑の中、
 もう一週間保健所にいなければなりません。

 元々帰る日でもあったので、
 「夜で良ければ何とかなるだろう」と、
 すぐにO K の返事をさせて戴きました。
 



 帰り道。

 某高速道路のサービスエリアに
 立ち寄ろうとした時、
 何故か私は胸騒ぎがして
 あたりを見渡しました。

 ん!? 
 お店でもないのに、
 妙な人だかりが・・・
 



 キャー!
 また発見してしまった!
 子猫6匹!!!

 そうです。
 どうしてか私たち夫婦が
 遠出をすると、
 非常に高い確立で
 動物に遭遇してしまうのでした。

 人だかりの中のお一人に
 お話を伺うと・・・

 何でもこのサービスエリアは、
 徒歩のお客さんも外から入って来れるので、
 動物の遺棄がとても多く、
 この日も午前中に誰かがこの子達を
 まとめて捨てに来たんだとか。

 そして当初は8匹もいたけれど、
 どうしよう、どうしよう、と
 オロオロしているうちに
 2匹はどこかへ行ってしまい、
 どうしても見つからない。

 慌ててダンボールを貰い
 この6匹を箱に入れたのだけれど、
 とにかく牛乳も飲まないし、
 困り果てている。

 だからせめて一匹でもと
 こうして色々な人に声を掛け、
 貰い手を探しているのだと。

 実はその時、
 気温は軽く30度を超えていました。
 日陰に置いてくれていたとは言え、
 午前中からそこにいて
 全く水分を摂っていない子猫たちは
 かなり衰弱していました。
 
 早く対応しないと、
 死んでしまうかもしれない。
 埼玉まで連れて行けるかしら・・・?

 「皆さんは、この近くにお住まいなのですか?
 どなたか病院に連れて行くとか、
 飼って下さるとか、出来る方はいませんか?」
 私の問い掛けに帰って来た言葉は
 非常に衝撃的なものでした。
 



 みんなこの近くの人間なんだ。
 でも動物病院も何も被災しちゃってね、
 今仮設に住んでたり、家が壊れたりで、
 とても猫を受け入れられる状態じゃないんだよ。
 地震がなかったら、こんな子猫ぐらい
 いくらでも飼ってやれるのに・・・
 



 言葉を失うとは
 こんな時でしょうか?

 親戚たちの惨状を
 目の当たりにしたばかりの自分には、
 それがどんなに大変なことか、
 手に取るようにわかりました。

 「では、私でよければ
 6匹全て連れて帰ります。」

 そう話した瞬間、
 夫はもう動いていました。








 キャリーを持って来て
 子猫達を移す準備を始めると、
 その人だかりから
 大きな歓声の声が上がりました。




 お店からも次々と
 スタッフの方が出て来られ、
 皆一様に明るい表情になって・・・

 伺うと、社員の方たちも
 朝からずっと気に掛けていて、
 やはり被災されているとのこと。
 

 「こちらを持って行って下さい!
 きっとこれからが大変でしょうから。」


 若い女性スタッフの A さんが
 慌てて走って来られて、
 お店の大切な商品の数々を
 そっと手渡して下さいました。




 そして何度も頭を下げながら
 「ありがとうございます!
 本当にありがとうございます!
 どうか、どうか、お願いします。
 この震災で、頑張って生き残った
 猫が産んだ子たちなんです。
 是非助けてあげて下さい!」
 と、繰り返しおっしゃいました。




 ご自分だって相当大変な時なのに
 子猫の為にこんなに一所懸命になられて・・・
 どんなに優しい人たちなんだろう。

 

 私たちはこみ上げるものを
 ぐっとこらえながら、
 こうして朝から見守り続けてくれた
 東北の方たちから
 命のバトンを受け継いだのでした。
 
 

               つづく





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